超臨界流体抽出法とは

精油の製造方法の中には、「超臨界流体抽出法」という方法があります。二酸化炭素などの液化ガスを使用します。
二酸化炭素に圧力をかけ、液体と気体の中間のような状態にしたものを、超臨界流体というのですが、これを用いて精油を抽出するやり方を、「超臨界流体抽出法」というのです。
この超臨界流体の中に植物を入れると、含まれる芳香成分などが流体に溶けだします。その後、この流体にかけられていた圧力を戻し、気体の状態にしてやると、抽出された成分だけが残るというわけです。つ}PgžxQまり、超臨界流体が芳香成分を溶かしだす溶剤のような役目を果たしていることになりますね。
この抽出方法は、低温で行えるため、熱による成分の変質のおそれがありません。よって、より自然の状態に近い香りを取り出せるというメリットがあります。また、有機溶剤抽出法のように、石油エーテルやヘキサンなどといった揮発性の溶剤を使うと、溶剤の残留が人体に与える影響がどうしても懸念されるところですが、超臨界流体抽出法はその心配もないのです。
しかし、この抽出法は大がかりな設備が必要で、水蒸気蒸留法のように簡単に行えるものではありません。多額の費用がかかることから、この方法で得られた精油は高価なものとなります。
この製法で得られた精油は、アブソリュート(Abs.)、もしくはCO2エキストラクトと呼ばれたりします。

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